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2003/08/31撮影 |
国道駅を出た電車はすぐに鶴見川を渡ります。川を渡り終え、高架の線路がやがて地上に降りてきてすぐのところにこの鶴見小野駅があります。
周囲は住宅街、そしてこのあたりから工場が見え始めてきます。横浜市鶴見区から川崎市川崎区にかけての海沿いに広がる大工業地帯である京浜工業地帯、そこをひた走る鶴見線の入り口的な性質も兼ね備えた駅となっています。これから先はどの駅の周辺も工場が広がり、そこへ通勤する人のための路線として電車が運行されています。朝夕の通勤時間帯にはそこそこの本数の電車があり、利便性を図っています。
鶴見線はもともとは鶴見臨港鉄道という私鉄でした(昭和18(1943)年7月1日に国有化)。そんなことから、鶴見線の駅名には当時この路線建設に貢献した、或いは沿線の工場を有する企業にゆかりの人名が数多く付けられています。この鶴見小野駅もそのうちの一つ。このあたりの大地主であった小野(信行?)氏より由来するものだそうです。町名にも小野町の文字が見えるあたり、さぞすごい方だったんでしょう。
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