藤枝
ふじえだ
Fujieda

2004/01/02撮影

藤枝駅は藤枝市にある唯一の鉄道の駅になります。藤枝は東海道22番目の宿場町として発展した町。静岡駅付近から東海道本線は街道の東海道とは異なり海側のルートを通りますが、2つの路線はこの藤枝近辺で合流することになります。現在は静岡市のベッドタウンとして人口も増え、駅利用者も多めです。

駅ホームは2面3線。いかにも東海道本線の駅舎、といった風情の鉄筋コンクリート造の大きな平屋建ての建屋は昭和37(1962)年10月の建築です。この辺りの駅は昭和30～40年代の鉄筋コンクリート造の駅舎が多く残っていますが、徐々にその姿を消す運命にあります。この藤枝駅も橋上駅舎化に向けて工事の最中。平成18(2006)年冬に使用開始の予定です。

志太郡藤枝町が市制を施行したのは昭和29(1954)年3月31日のこと。周囲の1町4村との合併によるものでした。藤枝市役所は駅から2Km以上離れており、バス利用が便利です。『藤枝』という地名は風情があって私の好きな地名のひとつです。藤は藤枝市の花に制定されていて、市内にはたくさんの藤の花の見所があります。季節には市役所内でもたくさんの藤の花が咲き、見所のひとつになっています。

昭和45(1970)年4月1日に硬券不売となりましたが、120円券にて復活。民営化後も硬入あり。