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2003/08/05撮影 |
田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける
その昔、田子の浦とは富士川より西、江尻宿(今の清水駅付近)から蒲原宿(新蒲原駅付近)あたりを指した地名だったようですが、現在では吉原あたりの、富士川より東側一帯を指すようです。昔ながらの地名が駅名に残っているのは情緒がありますね。冒頭の和歌は万葉集に納められている山部赤人の富士山の偉大さに絶叫している歌。雲のない日、駅舎のバックに見事な富士山を見る事が出来ます。駅ホームは2面3線で、駅舎のある出口は駅の南側に位置しています。
この東田子の浦駅は富士市に所属しています。もともとは富士郡元吉原村の駅でした。元吉原村は昭和30(1955)年2月に周囲の3村と共に吉原市(よしわらし)に編入されました。その後吉原市は昭和41(1966)年に富士市との合併により富士市となり現在に至っています。
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