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2006/01/10撮影 |
柴田町の市街地は町役場のある船岡駅周辺と、この槻木駅周辺の地域に二分されます。駅は今まで白石川沿いを走ってきた東北本線が初めて白石川を渡ってすぐのところにあります。この白石川はこの槻木の地域で阿武隈川に合流します。駅周辺は宅地化が進み多くの住宅が見られます。
この駅から阿武隈急行が分岐しています。この路線はもともとは国鉄丸森線でしたが、昭和61(1986)年に廃止され第三セクターの路線として生まれ変わりました。国鉄時は丸森までを結ぶ盲腸線でしたが、3セク化後の昭和63(1988)年7月1日に福島駅までが開通し、地元の主要鉄道として運行されています。
駅ホームは2面3線の設備を備えています。阿武隈急行のホームはJRと共有する形で存在し、ホーム上にて検札業務が行われます。駅舎は平成10(1998)年6月27日に完成した町のコミュニティプラザを併設した地平駅舎で、みどりの窓口も備わっています。この駅も船岡駅同様、自由通路が駅の東西をつないでおり、駅構内の跨線橋とは改札口を介して結ばれています。
駅名の槻木は開業時の村名です。柴田郡槻木村は明治37(1904)年に単独で町制を施行、槻木町となりました。昭和31(1956)年4月1日に船岡町と合併、柴田町となり槻木の自治体は消滅しています。
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