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2006/01/10撮影 |
東北本線、下り電車に乗り福島県最後の駅となるのがこの貝田駅です。宮城県との県境が目前に迫っています。もともと大正11(1922)年6月5日に貝田信号場として開設され、正駅に昇格したのは戦後の昭和27(1952)年になります。福島県方の近郊区間列車が藤田駅で、仙台近郊区間の列車が白石駅でそれぞれ折返し運転を行うため、この駅と隣の越河駅は列車の本数が少なくなっています。貝田駅はそれに比例するように乗降客数も少ない駅になっています。
駅ホームは相対式の2面2線です。国道4号線沿いに駅がありますが、道路よりもかなり高い位置に線路が敷かれており、国道から駅へのアクセスは上り坂を進んでいくようになります。駅入り口には鉄筋コンクリート造の簡易な待合室が建てられています。待合室内に短冊に書かれた俳句が掲げてあったのが印象に残っています。
開業時(正駅昇格時)は伊達郡大木戸村(おおきどむら)という住所でした。昭和29(1954)年3月31日に1町4村の合併により国見町として町制を施行、現在に至ります。
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