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2004/01/19撮影 |
福島県伊達市は平成18(2006)年1月1日に5町の合併により市制を施行しました。その伊達市に唯一の駅がこの伊達駅ということになります。もともとは伊達町に所属し、町名がそのまま市名へと変わったためにこの駅名も違和感がありませんが、伊達市の市域で見ると西の外れに位置していることになります。伊達市役所は旧保原町に置かれ、この駅からは5Kmほど離れています。
駅のホームは2面3線を備えます。重厚な和風の駅舎は歴史があり昭和14(1939)年に建てられたもので、その駅舎内ではみどりの窓口は無いものの直営の駅員が駅業務を行っています。
駅開業時は長岡駅と称しましたが、この長岡は当時の村名です。伊達郡長岡村は昭和15(1940)年4月1日に単独で町制を施行、伊達町と名称を変更しました。駅は町制施行前の大正3(1914)年に改称していますので、駅名の方が町名より先ということになります。長らく伊達町の中心駅として機能してきましたが、平成18(2006)年1月1日に伊達町、霊山町、梁川町、保原町、月舘町の5町の合併により伊達市として市制を施行しています。なお、北海道にも同名の伊達市があり、これは府中市(東京都・広島県)に次いで全国で2例目という珍しいもので話題となりました。
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