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2004/01/13撮影 |
東鷲宮駅は、昭和56(1981)年4月15日に貨物駅として開業し、1年後に旅客を取り扱うようになっています。昭和61年11月に貨物扱いは廃止され旅客駅となり、現在に至っています。なお、現在は貨物施設は跡形もなく撤去されていますが、駅東側に広い敷地があり、名残を留めています。
この駅は、貨物駅として開業し、のちに請願により旅客を扱った関係上、ホームが実に変わった形をしています。駅舎と付随する下りホームは地上に、上りホームは高架上にあり、電車からホームへ降り立つと、この駅周辺は単線のような錯覚に陥ります(下写真)。同じように貨物駅として先行開業して、のちに旅客を扱うようになり、下りホームと上りホームが大きく離れていた武蔵野線の新三郷駅(現在は改良されています)と同様に、非常にユニークな形態を持つ駅となっています。
駅名に東がついていますが、駅の西側2kmほどの所に東武鉄道(伊勢崎線)の鷲宮駅があります。二つの駅のほぼ中間に鷲宮町役場がありました。北葛飾郡鷲宮町(町名は『わしみやまち』)は平成22(2010)年3月23日、合併により久喜市となり消滅しています。
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