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2003/08/12撮影 |
ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聞きに行く
北の玄関駅上野駅です。東北新幹線開業前、東北・奥羽・上越・信越・高崎・常磐の各路線が上野駅を始発として運転されていました。昼行特急、寝台特急、長距離普通電車など色々な電車が東北方面を目指して走っていました。しかし、昭和57(1982)年に東北新幹線の大宮~盛岡間が開業。更には昭和60(1985)年にこの上野駅への乗り入れで、東北地方へは新幹線利用が主流となり徐々に在来線の長距離列車は淘汰されていきます。石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』の出だしに『上野発の夜行列車降りた時から~』の歌詞がありますが、列車の方はなくなってしまいました。現在東北新幹線は東京~八戸間を約3時間で結びます。「玄関駅だった。」と過去形にするのはちょっと寂しいですね。
上野といえば写真の駅舎です。昭和7(1932)年3月の建築です。今はペデストリアンデッキなどが整備されていていいアングルでの写真を撮るのは難しくなりました。
駅前には上野公園、動物園、不忍池など数々の名所があります。
冒頭は上野駅を題材にした石川啄木のうた。字余りも手伝ってか強烈な印象があります。
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