|
2005/11/16撮影 |
小川郷駅からかなりな上り勾配で渓谷沿いを走る磐越東線ですが、川前駅を出てからも上り勾配が続きます。小川郷駅の標高は30m、川前駅は286m、そしてこの夏井駅は424mに及びます。起点のいわき駅から続いていたいわき市の市域を離れ、この駅は田村郡小野町に入っています。標高は高いですが、渓谷沿いという景観はなくなり、駅の周辺には商店などもあり街が形成されています。
駅はホーム1本のみの無人駅です。かつてこの駅は島式ホームの行違い可能駅で、駅員も常駐、入り口部分には駅舎もありましたが、現在は規模も縮小され駅舎も撤去されました。ホームへの入り口は何も無い状態でがらんとしており、ホーム上に小さな待合室が建てられているのみです。駅前広場の広大さが、かつての駅の繁栄を物語っています。
駅名の夏井は開業時の村名です。田村郡夏井村は昭和30(1955)年2月1日に2町1村の合併により小野町として町制を施行、現在に至ります。
|