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2005/11/16撮影 |
駅間の長い磐越東線ですが、小川郷~川前は16.0Kmと特に長く行違い設備のための信号場がこの地に設けられました。江田はもともと信号所(→場)として大正6(1917)年10月10日に川前駅、夏井駅開業と時を同じく開設されました。当時はスイッチバック式の信号場で、一時は旅客も取り扱う仮乗降場として機能していた時期もありました。昭和59(1984)年12月1日(停車場変遷大事典には?付きで日付が記されています)に信号場の扱いは廃止され、仮乗降場となり、民営化時に正駅に昇格しています。
磐越東線は起点のいわき駅から夏井川という河川に沿って線路が敷かれています。この夏井川の上流付近は夏井川渓谷として著名な観光地になっていて、紅葉の時期などはたくさんの人が訪れます。この江田駅が夏井川渓谷の入り口に当たり、ここから3Kmほど県道に沿って北上した辺りに渓谷美の美しい風景が展開されています。また、駅から1Kmほどの川沿いにはキャンプ場などがあり駅利用客も散見されます。
かつてはスイッチバック式の信号場でしたが、現在、駅ホームは片面使用の行違い不可の構造をしています。ホームは隣接する県道より大分高い位置にあり、階段を上り行き着く構造をしています。
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