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2003/12/18撮影 |
この大平下駅までが栃木市の範囲になります。下都賀郡大平町は平成22(2010)年3月29日に合併により栃木市となりました。旧大平町の中心部はここから南へ1kmほど行ったところにある、東武鉄道の新大平下駅周辺にありました。この両毛線の大平下駅周辺はのどかな田園地帯。駅の周辺にはブドウ園があり、季節になると行楽客が訪れます。
地方駅の国鉄時の標準的なホームの構造は、駅舎に付随する1番ホームと対向して存在する島式の2番・3番ホームを有する2面3線が一般的でした。この大平下駅もこの構造をしていましたが、利用客の減少からか現在は2番・3番ホームは使用されておらず、敷設されていたレールは撤去され、ホームへ渡る跨線橋の入り口も閉鎖されています。朽ちたホームを見ていると、かつて旅客駅として機能していたとは到底思えません。両毛線にはこのような駅がいくつかあります。
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