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2004/06/02撮影 |
「日光を見ずして結構と言うなかれ。」
日光線の終点、日光駅です。言わずと知れた著名観光地。東照宮、いろは坂、中禅寺湖など様々な見所があり、駅はその玄関口として機能しています。ただし、鉄道での観光といえば東武鉄道がJRを一歩も二歩もリードしており、すぐ隣にある東武日光駅がその機能をより果たしている気がします。観光地へは駅前(JR・東武とも)よりバスが出ていて、国宝陽明門のある東照宮へは約7分、紅葉美しい中禅寺湖畔や華厳滝へは約50分ほどで行くことが出来ます。冒頭の洒落は東照宮をほめたもので、その言葉は現在でも生きています。
日光駅といえば写真の駅舎です。大正元(1912)年10月竣工の洋館風の木造2階建てで、国際観光都市に相応しい立派なもの。JRももう少しJRを使っての日光旅行に力を入れれば、この駅舎もより生きてくると思うのですが(平成18年3月のダイヤ改正時よりJRが東武鉄道との相互乗り入れを開始。新宿から東武日光駅を直通する特急が設定されています)。いずれにしろ、国鉄時より残る名駅舎のひとつです。駅周辺はホテルや土産物屋などが建ち並び市街地を形成しています。
平成18(2006)年3月20日に日光市、今市市、上都賀郡足尾町、塩谷郡藤原町・栗山村の合併により日光市として市制を施行しました。旧日光市は人口20,000人に満たない市(本州で一番人口の少ない市)でしたが、その知名度により市名が残されました。新日光市は人口約96,000人、面積約1449平方キロという巨大な市となりました。面積は栃木県全体の約22%を占めています。
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