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2004/06/02撮影 |
日光への主要街道である日光街道と日光例幣使街道が交差する地点に今市の市街地があり、北に300mのところに東武鉄道の下今市駅、南に300mのところにこのJRの今市駅と主要駅が街道の交点を挟むように存在します。その他にも会津西街道や日光北街道が市内を交錯しています。その昔今市は交通の要衝で、宿場町、市場町として栄えました。
栃木の著名観光地である日光や鬼怒川温泉の玄関口としても町は機能しています。JR・東武のどちらも次の日光へ行っていますが、東武の下今市駅からは鬼怒川線も分岐していて、鬼怒川温泉へも線路は向かっています。鬼怒川温泉駅は約12Km離れています。
駅名の今市は開業時の町名です。上都賀郡今市町は昭和29(1954)年3月31日に隣接する落合村との合併により今市町として町制を施行し、即日今市市として市制を施行しています。交通の要衝で、上都賀郡地域でも主要都市のひとつで6万人を超える人口を擁した市でしたが、平成18(2006)年3月20日に日光市、上都賀郡足尾町、塩谷郡藤原町・栗山村の2市2町1村との合併により日光市として市制を施行し、行政区の今市の名は消滅しました。しかし、新日光市の市役所は旧今市市役所に置かれ、今市駅は日光市役所の最寄り駅となっています。
余談ですが、中年のおじさんに「日光の手前。」と言われたらここの地名を思い出して笑ってあげてください。
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