|
2004/04/21撮影 |
穴山駅から上ること約100m、標高609mの所に日野春駅があります。ただし、この駅周辺は勾配があまりなく、古くはスイッチバックが続いた韮崎~長坂間(現在はスイッチバックは解消されています)の中では当初よりスイッチバック式の駅ではありませんでした。その関係で山越えの中央本線に備えた拠点にもなっていた時代があり、蒸気機関車の頃に使用された古ぼけた給水塔が、駅の構内に残っていて往時を偲ばせています。
駅ホームは2面3線ですが、標準的な駅舎に付随したホームはなく、入り口部分よりそれぞれのホームへ跨線橋を使って渡る構造をしています。古くから残る木造駅舎も何度かのリニューアルを経て健在です。
駅名の日野春は開業時の村名です。北巨摩郡日野春村は昭和30(1955)年1月20日に周辺の2村との合併により長坂町になっています。その後、平成16(2004)年11月1日には長坂町を含む3町3村の合併により北杜市が誕生しています。
|