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2004/01/09撮影 |
大月を出ると山間の中央本線内でも登り勾配の特にきつい部分に差し掛かります。最初の駅は初狩駅。標高は約456mで、大月駅より100mほど登ってきたところに位置しています。この駅はもともとスイッチバック式の駅で、現在でも残る貨物用のスイッチバックの施設のところにもともとのホームがありました。昭和43(1968)年10月にスイッチバック解消のための駅改良工事が行われ、現在の位置にホームが移設されました。駅舎はスイッチバック当時より残るもので、現在では駅舎とホームの間がかなり距離があります。
ホームは築堤上にあり島式の1面2線を備えています。ホームからは現在でも残る貨物用のスイッチバックの引込み線、駅舎を一望に出来ます。かつてはこの駅より長坂駅あたりまでがスイッチバック駅が続いた中央本線内一の難所でしたが、現在ではスイッチバックの駅は消滅しました。現在その遺構(貨物施設としてつかわれていますが)を唯一見ることの出来る駅となってしまいました。
初狩は駅開業時の村名です。北都留郡初狩村は昭和29(1954)年8月8日に大月町など計3町4村の合併により大月市になっています。
駅舎は真北を向いていて、駅前は広く遮るものが何もないため、晴れた日の日中はかなり長い時間逆光になり駅舎の撮影が難しいです。(こんな縮小しててもフレアがもろわかりますね)
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