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2003/07/08撮影 |
中央本線は東京と山梨・長野を結ぶ路線ですが、途中神奈川県をかすめるかたちで線路が敷かれています。駅数ではわずか2駅。相模湖駅とこの藤野駅が該当します。
藤野駅は旧津久井郡藤野町に唯一存在する駅でした。現在は合併により相模原市となり、同市最西端の駅ということになります。駅ホームは島式の1面2線。駅舎が駅前広場より高いところにあり、駅の入り口へは20段以上の階段を昇る必要があります。その階段の上部には地名に由来してるのか藤棚があり、5月頃には見事な花を咲かせます。
駅開業時の住所は津久井郡小淵村(おぶちむら)。小淵村は昭和29(1954)年7月15日に同郡吉野町、沢井村と合併、吉野町となりました。翌昭和30年7月20日に吉野町他5村の合併により藤野町として町制を施行、長らく藤野町の駅でしたが、平成19(2007)年3月11日に同郡城山町と共に相模原市に編入され相模原市となり現在に至ります。なお、駅名は昭和18年の開業以来藤野で、町名よりも駅名の方が先です。
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