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2003/07/11撮影 |
桑都 八王子。昔、八王子はこの様に呼ばれていました。養蚕と宿場町として発展、現在では両方とも廃れてきましたが、ネクタイの生産量は全国でもトップクラス、その名残をとどめています。最近では大学の地方進出により数多くの大学を有し、学生の街などと呼ばれています。
立川駅に遅れること一年。昭和58(1983)年9月に駅舎が改築され駅ビルが新設されました。それを境に北口は大発展を遂げ駅前から放射状に延びる道路や、京王八王子駅に続く道路の周辺にたくさんの商店が建ち並ぶようになりました。そこから少し離れた国道20号(甲州街道)沿いに、昔ながらの商店街が並んでいますが、ここは元来、宿場であった個所が、そのまま残る形で商店を経営してる方たちが多いのですが、完全に取り残された感じになっています。八王子駅が開業したのが明治22年。当時鉄道の駅を作る事は宿場町にとっては大打撃。さらにはたくさんの桑畑があったことから、蒸気機関車なんぞとんでもない、ということでこの八王子駅に限らず、駅を建設する際には市街地より離れたところに建設される例が多々ありました。商店街が駅より離れたところにある町は、その昔、住民の駅建設反対運動が起こったところが多いです。
横浜線、八高線の電車がここを起点に発着します。立川と並んで多摩地区西部の主要乗換駅のひとつ。でも、立川の方が開発は進んでいる感じ。これも南口の駅前整備にかかっています。北口はペデストリアンデッキも整備されているのに、南口は…平成14(2002)年にようやくエスカレータが出口に設置されました。
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