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2004/09/15撮影 |
延方を出て北浦を渡ると、高架ホームを持つ鹿島神宮駅に着きます。所在は鹿嶋市。鹿嶋市は平成7(1995)年9月1日に市制を布きました。鹿嶋市の鹿島灘沿岸部(太平洋)に沿って形成されている、大工業地帯は鹿島臨海工業地域、鹿島コンビナートと呼ばれ日本でも有数の重化学工業地帯として有名です。
この駅は工業地帯よりは少し距離を置き、内陸に位置しています。駅名にもなっている鹿島神宮は、常陸国一ノ宮として茨城県屈指のお宮で、水郷地域の観光拠点として賑わいを見せています。駅東側に広大な敷地が広がっています。また、駅の北側は近年、宅地化の開発が進んでおり、これから益々発展の予感。駅利用者も増えることが予想されます。因みに鹿嶋市役所は駅から2Kmほど離れており、少し遠いです。
ほとんど全ての表記に『鹿島』が使われており、『鹿嶋』の表記は市名のみに用いられます。もともと市制施行前は鹿島郡鹿島町で嶋の字は無かったのですが、佐賀県に鹿島市がある関係で、重複を避ける意味で嶋の字を使いました。居住者にしてみれば本意ではなかったでしょうね。
鹿島線は戸籍上、終点は次の鹿島サッカースタジアム駅になっていますが、JRの電車は全てがこの駅どまりで実質上の終着駅になっています。この駅に鹿島臨海鉄道(大洗鹿島線)が乗り入れており、鹿島サッカースタジアム駅へはそちらの列車に乗り換えになります。ただし、サッカーの試合が無い日は、全列車通過します。
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