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2006/04/29撮影 |
相馬の中心地である中村は、かつて相馬氏の居城する中村城の城下町として栄えたところです。現相馬市は、この中村を中心に街が形成されています。相馬駅はこの中村の地にあり、市の中心駅として機能しています。相馬市役所は駅西へ1Kmほどのところにあり、市役所の西側に中村城址である馬陵公園の敷地が広がっています。
駅のホームは相対式の2面2線を備えます。立派な木造の駅舎は昭和15(1940)年建築の古いものですが、平成3(1991)年7月に旧中村城を意識してか武家屋敷風の新しい入り口が造られています(写真中央部分)。駅東へ3Kmほどの太平洋沿岸に松川浦という潟湖が広がり、県立自然公園となっていて観光名所になっています。
駅開業時は当時の町名であった中村駅の名称で開業しています。相馬郡中村町は昭和29(1954)年3月31日に同郡の大野村、飯豊村、磯部村、日立木村、八幡村、山上村、玉野村と合併をし相馬市として市制を施行しました。市制施行7年後の昭和36年に駅名も市名にあわせて相馬に改称しています。
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