四ツ倉
よつくら
Yotsukura

2005/11/16撮影

この四ツ倉駅に着く頃には線路は大分太平洋に近付いてきています。駅から海までは徒歩10分ほどで行くことができ、四倉海水浴場があります。また、その四倉海水浴場から1Kmほど南下した辺りから、新舞子浜という砂浜が10Kmほど南へ続いており、そちらへの下車駅としても機能しています。

四倉は漁港があり漁業が盛んな町です。その市街地から少し離れた所に駅があります。駅ホームは相対式の2面2線で、大きな木造駅舎が建てられています。かつて貨物取扱い時には構内に多くの側線を持つ駅で、貨物列車が頻繁に出入りしていましたが、現在はほとんどが撤去され構内も縮小されています。起点の日暮里駅から続いていた複線はこの駅までとなっていて、この先広野駅までは単線となります。

開業時の住所は岩城郡四倉町で、駅名は町名に由来しています。なお、当時の町名並びに、現在の地籍は四倉と表記し、『ツ』が入るのは駅名のみになっています。四倉町は昭和41(1966)年10月1日に合併によりいわき市に変わり現在に至ります。

民営化後も硬入あり。