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2005/03/21撮影 |
現在の伊那市の南部、赤木駅から下島駅あたりの天竜川西岸は、伊那電気鉄道(飯田線の前身)が開通した当時は上伊那郡西春近村(にしはるちかむら)という自治体でした。その西春近村の中心地がこの沢渡駅周辺で、駅も村を代表する駅でした(昭和40年に伊那市に編入)。県道沿いにひっそりと建つ駅前広場なども無いどちらかといえば小さな駅ですが、現在でもみどりの窓口を有する有人駅(業務委託)として営業されています。
駅のホームは相対式の2面2線で行違い可能です。古くは貨物も取り扱う駅だったのですが、現在では取り扱いは廃止されています。構内の敷地が広いのはその名残りです。
廃線となった信越本線の横川~軽井沢間の碓氷峠越えの66.7‰の急勾配は、JR一の急勾配区間として名を馳せていましたが、ここが廃止された現在では一番急勾配の区間はこの飯田線内にあり、沢渡駅から赤木方へ1.5Kmほど行った所にある40‰という勾配がJR最高の急勾配区間ということになります。
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