|
2005/06/12撮影 |
鶯巣駅から電車はほとんどがトンネルをくぐり抜ける感じで、天龍村の市街地へと入ってきます。天龍村の中心部にあるのがここ、平岡駅です。村役場はこの駅が最寄りで、徒歩5分ほどです。天竜川を堰き止めている平岡ダムはこの駅よりおよそ1Kmのところにあります。このダムは昭和27(1952)年に完成した発電用のダムです。
駅のホームは島式の1面2線。割と広めの構内にはその他にいくつかの側線が敷かれています。駅舎は平成13(2001)年4月にオープンした『ふれあいステーション龍泉閣』と名付けられた併用駅舎で、4階建ての建物内には駅舎のほかに、レストランや宿泊施設、浴場などが設備されていて、観光の拠点にもなっています。建屋前面の道路と建屋後面の線路とは高低差があり、駅舎(改札口)は建物の2階部分にあたり、そのまま同一平面上にホームがあります(写真は2階部分より撮影しています)。駅舎内では委託により駅業務が行われています。
開業時の駅名は満島といいましたが、これはこの辺りの地区名で、古くは村名でした。駅開業時の住所は下伊那郡平岡村で、開業時よりもだいぶ前に平岡村という行政区(新町村制施行の明治22年には平岡村になっていました)でしたが、駅名は古くからの地域名、満島を採用しました。その後、平岡ダム落成と時を同じく昭和27年に村名に合わせる様に平岡に改称され現在に至ります。なお、平岡村は昭和31(1956)年9月30日に神原村との合併により天龍村へと変わっています。
|