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2003/07/28撮影 |
国府津から上り勾配が続く御殿場線、特に山北を過ぎた辺りからは20‰を超える勾配が続きますが、その頂上に当たるのがここ、御殿場駅になります。駅標高は455mと線内の最高所にあり、ここからは終点の沼津まではやはり20~25‰の勾配で下っていきます。
駅所属は御殿場市。御殿場は江戸幕府が家康の遺骨を日光へ運ぶ際に仮御殿が建てられたことに由来する地名で、現在では国道138号線と国道246号線が交差する交通の要衝で、東名高速道路のI.C.もあります。また、箱根や富士五湖、富士登山の玄関口としても機能しており、夏などはハイカーなどの利用で駅も賑わいます。ホームは2面3線で、線内最大の都市の代表駅に相応しい立派な橋上駅舎を備えています。乗降客数も起点の国府津、沼津を除くと線内最大で、特急列車の停車駅にもなっています。
駅開業時は駿東郡新橋村(にいはしむら)の駅でした。開業2ヵ月後の明治22年4月1日に合併により御厨町(みくりやちょう)となりました。その後大正3(1914)年8月1日に御殿場町(ちょう)と改称し、昭和30(1955)年2月11日に御殿場町と周囲の4村が合併し御殿場市として市制を施行しています。市役所は駅から1.5Kmほど離れています。
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