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2005/10/04撮影 |
会津は米所として有名ですが、この新鶴駅はかつて周辺で取れた米の出荷基地として賑わいを見せた駅で、只見線の貨物全盛時には広い構内を持つ駅でしたが、現在では規模もだいぶ縮小されました。旧新鶴村の中心部に近く、街が駅周辺に開けていますが、駅の周囲はひっそりとしています。
そんな新鶴駅の現在の構内はホーム1本、線路1本の行き違い不可の構造をしていて、かつて使われていた対向式の向かい側のホームのみが現在でも残されています。国鉄末期まで駅員を配置していましたが現在は無人駅になっており、線内の会津高田駅や会津本郷駅と同じ意匠の待合室が入り口部分に建てられています。
駅名の新鶴は開業時の村名に由来しています。開業時の大沼郡新鶴村は平成17(2005)年10月1日に会津高田町、会津本郷町との2町1村の合併により会津美里町として町制を施行し現在に至ります。新鶴とはなかなか響きのいい地名ですが、もともとは2村合併により誕生した新鶴村(明治31年)の構成村であった新田村、鶴野辺村それぞれ一字ずつを取って付けられた合成地名です。
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