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2006/07/07撮影 |
弥彦線は弥彦駅から東三条駅までの17.4Kmを結ぶ単線の電化路線です。もともとは越後線と同じく越後鉄道という私鉄路線で、国有化は昭和2(1927)年10月1日。当時は東三条駅からさらに南方、越後長沢駅を結んでいましたが、利用者の減少に伴い東三条~越後長沢の7.9Kmの部分が昭和60(1985)年4月1日に廃止されています。
弥彦線の起点、弥彦駅は弥彦神社の最寄り駅。鉄道も弥彦神社参拝のために設けられたようなもので、全盛時は多くの人々がこの弥彦線を利用して弥彦神社に参拝に向かいました。現在は沿線道路も整備され、鉄道利用者も減少しています。
駅ホームは1面1線のみの構造をしています。弥彦神社を意識した朱塗りの神殿風の駅舎は駅開業以来のもので、新潟県を代表する駅舎のひとつといってもいいくらい素晴らしいものですが、現在では委託駅となり列車本数の減少と相俟って幾分もてあましている感じです。駅前のホテルが廃館となり立ち尽くしている姿が痛々しかったのを思い出します。
駅開業以来西蒲原郡弥彦村の所属です。
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