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2005/09/28撮影 |
十日町はかつては中魚沼郡の郡役所が置かれた中魚沼地方の中心的な町で、この十日町の中心部に十日町駅があります。平成9(1997)年3月22日に北越急行が開業し、この十日町に駅が置かれ湯沢方面、北陸方面へとも連絡する鉄道の要衝となりました。
飯山線の設備は2面3線のホームを備える地上駅で、出口は駅の東側、写真の駅舎になります。この駅舎は鉄筋コンクリート造の2階建てで、昭和40(1965)年12月に新築されたものです。西口側には高架の北越急行のホームがあります。こちらは島式の1面2線の設備で、地平のJRのホームとは跨線橋で連絡しています。駅の表と裏ではその風景にかなりの違いがあるのが特徴的です。
駅開業時の住所は中魚沼郡十日町。駅名は町名が町付きで使用されています。十日町はもともと十日町村という自治体が町制を施行した際に十日町となった経緯があり(本来の自治体名は十日町町となるところでしょう)、駅名としては町という文字を含めて自治体名という感覚があったものと思われます。昭和29(1954)年3月31日に周囲3村との合併により十日町市として市制を施行したことからも、この駅名は妥当なものだったように思われます。
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