|
2006/07/07撮影 |
越後広田駅を出た電車は急な上り勾配に差し掛かります。トンネルをひとつ抜けるとあたりは山間の景色に変わりやがてこの長鳥駅に到着します。駅標高は54m。周囲には数軒の民家があり集落を形成していますが、山間の景色と相俟って静寂な雰囲気が漂っています。
駅のホームは信越本線には珍しい島式の1面2線の形式です。もともとは信号場として昭和18(1943)年9月1日に開設されたところで、駅昇格はその10年後の事になります。島式ホームの幅が大変狭いのが特徴で、両手をいっぱいに広げるとはみ出てしまいそうな狭さです。ホームは築堤上にあり、写真の入り口は築堤部分にめり込むように設置されています。この入り口部分の屋根の高さが線路のレベルになります。
駅開業時の住所は刈羽郡北条村。現在は柏崎市の所属に変わっています。この駅は海沿いの米山駅から続いていた柏崎市の最後の駅になります。山を越えると長岡市の市域に入ります。
|