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2006/01/02撮影 |
この米山駅近辺では車窓から日本海の景色が飛び込んできます。駅ホームのすぐ北側が海となっており、列車から、或いはホームからの見晴らしがすばらしい駅です。なお、この駅は脇野田駅から続いていた上越市の市域を離れ柏崎市へと入っています。
駅ホームは2面3線ですが、実質は線路1本は使用されていないため2面2線の設備ということになります。かつては1番海寄りにも線路が敷かれており2面4線の構造をしていたのですが、現在その線路は撤去されています。駅舎は鉄筋コンクリート造でJAとの共同使用ですが、駅は現在無人化されJAも閉鎖されています。隣の柿崎駅とは打って変わって、この駅は信越本線の中で一番寂寥感の漂う駅というのが個人的な思いです。
駅開業時は中頸城郡鉢崎村(はっさきむら)で、駅名も鉢崎として開業しています。4年後の明治34(1901)年8月28日に米山村との合併により米山村となり鉢崎村は消滅しています。米山村は昭和31(1956)年12月19日に柏崎市に編入されています。柏崎市になった5年後に、駅名を現在の米山に改称しています。米山は標高992mの米山薬師を抱えた霊峰で、参拝登山が多くある著名な山です。駅からは距離にして6Km程のところに聳えています。
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