|
2004/09/08撮影 |
大網白里市の前身、大網白里町は昭和29(1954)年に大網町と白里町、そして増穂村が合併してできた町で、東西に細長い形をしており、内陸から九十九里の海岸まで町域が広がっています。概ね内陸側が旧大網町、海側が旧白里町の範囲です。平成25(2013)年1月1日に町からそのまま昇格する形で市制を施行した大網白里市の内陸部にある大網駅は市の中心部に位置しています。市役所は駅より徒歩10分。宅地化の波はこの町まで広がっていて、駅前に中層(15階ほど)のマンションなどが見られます。
この駅より東金線が分岐します。東金線へは大網始発の電車のほか、千葉方面からの直通電車も運行されています。
この駅は少し変わった構造をしていて、外房線、東金線それぞれのホームが独立して存在し、ホーム間は50mほどの距離を置いています。写真上は高架の外房線のホームで、撮影者の背中側に東金線のホームがあります。左の写真はその東金線のホーム上(築堤上の高台にあり)より外房線のホームを撮影したもので、ホームの前に広いロータリーがあり、その向こうに外房線の高架ホームが見えます。
もともと大網駅はスイッチバック駅で、この形態もその名残です。外房線(当時房総東線)の電化に伴い昭和47(1972)年5月27日にスイッチバックは解消され現在の位置に駅が移転されています。なお、房総東線から外房線に改称されたのは同年の7月15日からで、同日千葉~安房鴨川間は電化されています。
|