矢本
やもと
Yamoto

2006/08/30撮影

矢本駅は旧矢本町の中心地にあった駅で、駅周辺は市街地化しており乗降客数も多いです。駅ホームは島式の1面2線で行き違いが可能です。大きめの木造駅舎内にはみどりの窓口も設置されています。松島海岸駅を出て久しぶりのみどりの窓口設置駅で、ここを出ると終点の石巻駅までみどりの窓口はありません。

旧矢本町といえば航空自衛隊の松島基地を抱える自治体として知られていました。アクロバット飛行隊の『ブルーインパルス』はこの松島基地が本拠地で、基地内では毎年展示飛行が行われます。基地の敷地は駅から東へ1Kmほど行ったあたりから広がっています。

駅開業時の住所は桃生郡鷹来村（たかきむら）といいました。矢本はこの村の地籍でしたが、昭和15(1940)年4月1日に単独で町制を施行する際に、矢本町の名を用いました。駅名は町名と同じとなり、町の中心駅として機能していましたが、平成17(2005)年4月1日に隣接する鳴瀬町と合併をし、東松島市として市制を施行しています。なお、東松島市役所は旧矢本町役場に置かれ、矢本駅は市役所の最寄り駅（1Km離れていません）になっています。

昭和57(1982)年12月15日軟券化。その後国鉄末期に硬入復活、民営化後も売られていました。