西富士宮駅を出た列車は、やがて25‰の急な上り勾配に差し掛かります。そこを上りきって、同じ勾配で下ってきたその中腹あたりに沼久保駅があります。位置的には富士宮市の郊外、芝川町との境界付近になります。周囲は特に住宅などはなく、駅も無人です。小さな待合室を備えたホーム1本、線路1本の簡易な構造をしています。
山間の中、駅はひっそりしており、時折脇を通る県道を走る車の音が聞こえてくるのみです。
開業以来無人駅。入場券はありません。