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2004/08/16撮影 |
久留里線の終点、上総亀山駅です。上総松丘駅より急激なのぼり勾配となり、列車は山に分け入るように進んでいきます。上総松丘駅の標高は56.5mで、上総亀山駅は99.2mと実に40m以上もの標高差があります。ディーゼルカーがうなりをあげて昇っていく様子からも、この勾配の急激さをうかがうことが出来ます。
駅近辺を走る国道465号線は、山間部を抜け大多喜町にある上総中野駅(いすみ鉄道、小湊鉄道の終点)近辺を通りますが、この久留里線もその国道と同じく上総中野駅へと至るはずでした。いすみ鉄道の前身は国鉄木原線で、この路線と久留里線は接続される予定でした。木原線は木更津と大原の意で、両駅を結ぶ路線ということでしたが、線路は結ばれること無く終わってしまいました。木原線も久留里線も赤字ローカル線として廃止対象でしたが、現在では久留里線のみがJRの路線として生き残っています。
人造湖の亀山湖へは徒歩10分ほど。付近には温泉やキャンプ場などもあります。
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