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2003/12/09撮影 |
川越駅は東武鉄道との乗換駅。駅は市の中心部に近いのですが、この辺りは川越と名の付く駅がいくつかあり、市の中心部の南側がこのJRと東武鉄道の川越駅(同一構内にあり)、そして1kmほど北に行ったところに、西武鉄道の本川越駅とそこから少しはなれたところに、東武の川越駅の次駅である川越市駅があり複雑です。もともとは、西武の本川越駅周辺が栄えていたようですが、平成元(1989)年3月に川越駅が橋上駅舎化したあたりから(この時東武への管理委託を解消か?)、駅周辺も開発が進み、今では本川越駅に勝るとも劣らない賑わいを見せています。
川越駅は川越線内の要衝で、電車の運行がこの駅で分断されます。昭和60(1985)年9月30日に川越線は全線電化されました。と同時に、この日は埼京線の開業日で、同日より埼京線は川越線に乗り入れを開始。埼京線から乗り入れてきた電車は、この川越駅まで運転されるようになりました。さらに、平成8(1996)年には八高線の高麗川以南が電化され、八高線も川越線に乗り入れを開始。この川越まで運転されます(南古谷に電車区がある関係で、一部の八高線への直通電車は、南古谷始発があります)。そんなわけで、現在は大宮~高麗川を直通する電車はありません。川越線とは名ばかりで、現在の運行状況でいうと、高麗川方面へ向かう八高・川越線と大宮方面へ向かう埼京・川越線の2路線が走っているというほうが、的を射ています。
川越は『小江戸』と呼ばれるほど、蔵造りの古い町並みを残しており、神社仏閣も多く観光客も多数訪れます。ただ、この駅からは少し離れており、北に2km以上行ったところになります。川越市役所もその、古い街並みの中にあります。川越の中心地というのは、この古い街並みの残っている辺りのことを指すのかもしれませんね。
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